こんにちは! kotoです。プロフィール
ゴールデンウィークも終わりに近づいた昼下がり、甘い香りに包まれた農園を散歩。
薄曇りの下、鮮やかな色をした大輪の花が風に揺れていました。
雨森芍薬観光農園
高知市春野町にある雨森芍薬観光農園では、1.5ヘクタールの敷地に約180種類・5万本もの芍薬が栽培されています。
大勢の人に花を楽しんでもらいたいとの園長さんの思いから入場は無料。
1995年の開園以来、人気の観光スポットとなっています。
ホームページ @雨森芍薬観光農園
芍薬ってどんな花?
「立てば芍薬、座れば牡丹」
芍薬は美人の代名詞として、日本で古くから親しまれてきた花です。
花の形が牡丹とそっくりですが、牡丹は「樹木」芍薬は「草」に分けられます。
花言葉は「はじらい」「はにかみ」「謙遜」。
由来には諸説ありますが、「はにかみ屋の妖精が隠れていた花だから」というイギリス民話の説が可愛らしくていいですね。
日本生まれの「和芍薬」は内側に小さな花弁がたくさんある翁咲きや、ひと重咲きのものが多いそうです。
風情のある姿が美しい。
それに対してヨーロッパで改良された「洋芍薬」は、花弁数が多いバラ咲きなどの、豪華な咲き方が多く見られます。
香りもバラに似ていて、甘くて華やかです。
中国から薬用の植物として、日本には平安時代に伝えられました。
漢方医学ではとてもポピュラーな生薬の1つで、葛根湯や芍薬甘草湯などに配合されています。
根には消炎、鎮痛、止血、などの効果があるそうですよ。
おわりに
美しい花を見ると、心が和み幸せな気持ちになります。そんな花の力を借りて、心身ともにリフレッシュすることができました。
今年、農園を受け継がれたお孫さんは22歳。
これからも長く、私たちの目を楽しませてくれることでしょう。
開園は年により異なり、今年は5月8日まででした。見逃した方は、ぜひ来年訪ねてみてくださいね!