こんにちは! kotoです。プロフィール
あなたは、日本酒はお好きですか?
一昔前までは「香りがきつい」「男性の飲み物」などのイメージを持たれていた日本酒ですが、現在では「お洒落」「飲みやすくて美味しい」というように感じる方が増えています。
私も遅ればせながら、その魅力に心を奪われた一人です。
高知の地酒は、鰹のタタキをはじめとした食文化と共に発展してきました。
株式会社になって今年50周年を迎えられた酔鯨酒造さんが、とても面白いことになっていましたよ!
酔鯨酒造株式会社 土佐蔵
高知市から西へ車で40分。土佐市の国道から少しだけ山の方へ入ると、広い敷地と洒落たコンクリートの建物が見えてきます。
こちらの土佐蔵は、酔鯨の商品の中でも「HIGH END COLLECTION」を中心に製造するために、2018年に最新醸造設備を導入し建てられた酒蔵だそうです。
酒造りの見学や、日本酒を使ったスイーツのカフェ、オリジナルグッズを販売する施設になっています。
蔵見学
土佐蔵では日本酒に対して、より理解を深めてほしいと、普段見ることができない酒蔵の裏側を見学することが出来ます。
特に酒造りの期間中である10月~5月までは、実際にお酒に使われる貴重な原料米や、お酒になる発酵過程を間近で見られるそうです。
今回は予約なしで行ったので、見学は出来ませんでした。次回に期待!
開催日 木・金・土・日
見学時間(所要時間30分)
❶10時30分~11時
❷12時30分~13時
❸15時~15時30分
参加費1名につき500円(税込)
無料試飲2杯付き
非売品のお猪口がもらえます
まるで美術館のよう
スタイリッシュな店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのがこちらの展示。
酔鯨のこだわりがつまった一品『純米大吟醸DAITO』です。
土佐の偉人、坂本龍馬をイメージして作られたお酒で、毎年変わる美しいボトルのデザインは日本の有名アーティストとのコラボにより、その年の味を表現しているのだとか。
1本1本にその年のロットナンバーを記載。お値段は税込み22,000円。
まるで、お酒の美術館のようです。
雲×3と龍×3が連なった計84画の文字は、「だいと」「たいと」「おとど」とも読まれ、日本で一番画数の多い漢字だそうですよ。
ハイエンドな日本酒
【2016年 DAITO】
京都が生んだロックな壁画絵師・キーヤンこと木村英輝さんとのコラボ。
木村 英輝(きむら ひでき、1942年 – )は、大阪府泉大津市出身の元プロデューサー。 京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学)卒業後、ロック音楽プロデューサーとなる。 1970年代後半から1980年代は、広告やポスターのデザインも含めたコンセプチュアルデザイナーとして活躍する。 60歳から画家になることを宣言した。 引用:Wikipedia
フランスで開催された日本酒コンテスト「Kura Master」で、純米大吟醸部門プラチナ賞を受賞。プレミアが付いて、現在は4万円以上になっているとか。スゴイ!!
【2017年 DAITO】
高知県出身のちりめんドレス作家・西内喜和さんとコラボ。
2004年に姉弟で直営ショップkiwaをオープン。2014年に現在の銀座6丁目へ移転。270年の歴史を持つ丹後ちりめんに、最高の職人による手染めを京都で施しデザインされたドレスは、日本のみならず海外からも賞賛されています。
この年に、東京湾で豪華なクルーズイベントが行われています。その様子を是非ご覧ください。ちりめんドレスに身を包んだ、ショートカットの美女が西内さんです。
【2018年 DAITO】
日本を代表する箔アーティスト・裕人磔翔(ひろと らくしょう)さんとコラボ。
1962年京都・西陣生まれ。実家である西山治作商店は箔工芸を営む。その技法を受け継ぎ、箔アーティストとして独立。現在は空間やアート・ライフスタイル分野など幅広い活動で世界中から注目を浴びています。
当初、磔翔さんの屏風絵と一緒に展示されていたそうですが、かなり高価なものだったらしく、現在は屏風絵を返却しています。
【2021年 DAITO】
ガラス作家として活躍する、イイノナホさんとコラボ。
時間をテーマにした独創的なオブジェを中心にランプやシャンデリアなど灯を使った造形作品を制作するアーティスト。作品はすべて自身による手吹きで制作されている。ガラスの繊細さを活かした、生活雑貨やアクセサリーなども人気を博している。
イイノさんのショップには素敵な作品がたくさん! 見たら欲しくなっちゃいますよ。
2021年のDITOは800円で試飲可能(30ml)。一人で運転して来たので飲めませんでしたが、次回は絶対に試飲したいです。
SUIGEI STORE
酔鯨オリジナルグッズを販売。
Tシャツ、お猪口、おつまみ、絵本やフェイシャルパックなんかもありました。
鰹のはらわたを塩などに漬け込んで熟成させた「高知の酒盗」は、酒の肴にピッタリ! お土産にすると喜ばれそうですね。
試飲できるお酒は、種類によって値段が変わります。一番右の生酒が人気のようです(30ml・100円から)。
幕末維新に活躍した、土佐の偉人にあやかり命名されたお酒。
左から順に
- 「慎」… 中岡慎太郎
- 「万」… ジョン万次郎
- 「弥」… 岩崎弥太郎
- 「象」… 後藤象二郎
飲み比べしてみたい!
SAKE LAB CAFE
カフェでは、酔鯨の酒粕や麹を使ったあま酒を原料とした、アルコールフリーのオリジナルスイーツをいただくことが出来ます。
甘酒パフェット ¥650~
甘酒と果肉のフラッペ ¥550~
甘酒オレ ¥500~
甘酒ぜんざい(冬季限定) ¥540
甘酒ソフト ¥350
酒粕ソフト ¥350
上記以外にも、たくさんのメニューがあります(全て税込み)。
悩みに悩んで、酒粕ソフトに決めました。
甘さ控えめで酒粕の濃厚なまろやかさが、本当に美味しかったです。 帰り道も良い香りが、マスクの中ずっと漂っていました。
おわりに
酔鯨酒造さんに伺ったのは、週始めで冷たい雨の降る日でした。客は私一人だったので、日本酒が良く似合う和風美人な店員さんから、たくさんお話が聞けて楽しかったです。
どんな質問にも尋ねた以上の答えを返してくださり、日本酒に対する知識の豊富さと、誇りを持って仕事をしておられることに、いたく感動しました。
2022年のDAITOも楽しみだなぁ♡
これからも、進化をし続ける酔鯨酒造さんから目が離せません!!