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真実を追い求める人々の物語【法廷映画おすすめ5選】

こんにちは! kotoです。プロフィール

私は、法廷映画が大好きです。

裁判の過程で、徐々に謎が解き明かされていくスリリングさがたまりません。

今回はたくさん観てきた法廷映画の中でも、特におすすめの5作品をご紹介いたします。

最後の決闘裁判

最後の決闘裁判 (字幕版)

2021年 アメリカ 監督 リドリー・スコット 出典:Amazon プライムビデオ

あらすじ

舞台は14世紀フランス。騎士カルージュの妻マルグリットが、夫の旧友であるル・グリから暴行を受けたと告発する。しかし、目撃者はおらずル・グリは無実を主張。真実の行方は男同士の決闘に委ねられた。勝者は正義と栄光を手に入れるが、敗者には凄惨な死が待っている。夫が敗者となった場合、妻マルグリットも偽証の罪となり火あぶりの刑に…。実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語。

裁かれるべきは誰なのか

それぞれの視点で描かれた三部作と、ラストの決闘シーンから成る構成が最高に面白い。 角度を変えて観ると、全く違うストーリーになってしまう所が鳥肌もの! 豪華キャストと美しい映像も見どころで、2時間半があっという間でした。

8番目の男

8番目の男(字幕版)

2019年 韓国 監督 ホン・スンワン 出典:Amazonプライムビデオ  

あらすじ

韓国の歴史上初となる国民参与の裁判が開かれた。全国民が注目する中、選ばれた8名の陪審員たち。彼らが扱う事件は、すでに証拠・証言・自白が揃った殺人事件だった。簡単に決着がつくと思われていたが、突として被告人が嫌疑を否認したため、陪審員たちは有罪・無罪の決断を迫られることになる。8番目の陪審員ナムは、納得がいくまでとことん問題提起を繰り返していく。冷めた目で見ていた7名の陪審員たちだったが、徐々にナムに感化され、裁判は思わぬ方向に動く。

笑って泣ける、珠玉のサスペンス

これまで観た韓国映画の中で、トップ3に入る面白さでした。主役は韓国版「SUITS/ スーツ」のパク・ヒョンシク。重くなりがちな裁判ドラマに笑いを盛り込みながらも、ラストは涙する素晴らしい作品です。終わりのテロップにはドキッとさせられますが…。

否定と肯定

否定と肯定(字幕版)

2016年 イギリス・アメリカ 監督 ミック・ジャクソン 出典:Amazon プライムビデオ

あらすじ

ユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットは自著の中で、イギリスの歴史家デビッド・アービングの「ホロコーストはなかった」とする説を真っ向から否定する。アービングは名誉毀損で彼女を訴える行動に出た。アメリカとは違い、訴えられた側に立証責任があるイギリスの司法制度。彼女のために組織されたイギリス人大弁護団は、アウシュヴィッツでの現地調査から始めていく。多くの人々とマスコミの注目が集まる中、歴史的裁判の幕が上がる。

真実の追求とそれぞれの形

自ら証言台に立ち徹底的に戦いたいデボラに対し、コツコツと証拠を積み重ねながら証明しようとする弁護団。双方の意見の食い違いに、裁判の行方が不安になります。頑なな彼女を通して、人を信じることの大切さと歴史の重要性を教えてくれる物語です。

レインメーカー

レインメーカー (字幕版)

1997年 アメリカ 監督 フランシス・フォード・コッポラ 出典:Amazon プライムビデオ

あらすじ

ジョン・グリシャムの小説『原告側弁護人』を映画化。法学部を卒業し理想に燃えるルーディー。しかし現実は厳しく、やっと就職した事務所はなんだか胡散臭い。大手保険会社から支払いを拒否された白血病の青年、バットで殴られ重傷を負いながらもDV夫から離れられない女性…。社会的弱者が溢れる中、彼は世の中の正義に疑問を持ち始める。

正義とは何かを考えさせられる物語

マット・デイモンの初々しさが光っています。これはアウトでは?と思われるシーンもありますが、観終わった後は爽やかな気持ちになりました。タイトルの「レインメーカー」とは金を雨に例えて、雨が降るように大金を稼ぐ弁護士を意味しています。

評決のとき

A Time to Kill (字幕版)

1996年 アメリカ 監督 ジョエル・シュマッカー 出典:Amazonプライムビデオ

あらすじ

こちらもジョン・グリシャムの同名小説を映画化。10歳の黒人少女が、凶暴な二人の白人青年から暴行を受ける事件が発生した。娘の姿を見て復讐を誓った父親は、裁判所に現れた二人をマシンガンで射殺してしまう。新米弁護士のジェイクが彼の弁護を引き受けることになるが、白人と黒人の大きな問題に発展していき、犠牲者が出始める。

圧巻の最終弁論

一つの事件から人々の不安や怒りが増幅し、更なる悲劇を呼んでしまう展開に胸が苦しくなります。ジェイクの最終弁論は心に刺さり、差別に対して鈍感になっている自分を反省しました。ラストシーンに希望を感じます。

おわりに

法廷映画のもう一つの魅力は、人間模様にあると思います。

複雑な事情が絡み合う中で、葛藤を抱えた人々がどう折り合いをつけていくのか?

自分ならどう考え、どう行動するか?

置き換えて考えてみることで、あなたの意外な一面が浮かび上がってくるかもしれませんね。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。