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アラフィフのあなたにこそ観てほしい!【アバウト・タイム~】おすすめ映画

こんにちは! kotoです。 プロフィール

ご訪問いただき、ありがとうございます。

50歳を過ぎ『時間』というものを、今まで以上に意識し始めました。

過ぎ去った『時間』を考えると、ずいぶんと遠くへ来てしまったなという切なさ。

残された『時間』を考えると、より良く生きなければと焦る気持ち。

そんな時に胸に刺さったのが、こちらの映画です。

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版)

出典:Amazon プライムビデオ

映画の紹介サイトなどで、よく上位に選ばれている作品です。

2013年のイギリスのSF恋愛映画。過去にタイムトラベルができる主人公が、自分と家族の人生をよりよいものにしようとする。 Wikipediaより引用

「SF」「恋愛」「タイムトラベル」このワードを見ると、若い人向きの映画のように感じて、今まで観たいという気持ちになりませんでした。

しかし先日、サブタイトル『愛おしい時間について~』の言葉にフワッと導かれ鑑賞。

いやもう感動…泣泣

ただの恋愛映画ではなく、生と死を考えさせられるヒューマンドラマでした。

今の年齢だからこそ感じとれる、メッセージの数々。

社会や家庭で、失敗や苦い経験をたくさん積んできたアラフィフ世代におすすめしたい、珠玉の物語です。

ストーリー

赤毛でひょろりとした青年ティムはイギリス南西部の海辺の街で、両親と妹、伯父の5人で穏やかな日々を過ごしています。

みんなそれぞれに風変わりですが、素敵な愛すべき家族です。

恋人もできず自信のない毎日を過ごしていたティムですが、21歳の誕生日を迎えたその日、一族の男性には代々受け継がれている能力があると父親から告げられます。

過去と現在を行き来できるタイムトラベルという能力でした。

ご先祖様の何人かはその力で、お金を追い求めた末に、愛と友情を失ってしまったとか。

ティムは考え、恋愛のために使おうと決心。

タイムトラベルを使い恋人獲得に挑みますが、なかなか思い通りにはいきません。

 

そんなある日、ロンドンの街で偶然出会ったメアリーにひと目惚れします。

最高のシチュエーションになるように、過去と現在を行ったり来たり。

ベッドの中でカッコよく見せようと、タイムトラベルを使うシーンは、微笑ましくてほっこりします。

なんとかメアリーの愛を獲得したティムですが、やがて重要なことに気づいていきます。

タイムトラベルでは回避できない事実。

人生最大の選択を迫られたティムは、どんな決断を下すのでしょうか?

本当の幸せとは?

普遍的なテーマ

脚本・監督・製作総指揮を務めるのはリチャード・カーティス

『ノッティングヒルの恋人』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などの作品で、数々の賞を受賞してきた偉才ですが、本作が監督としては最後の作品になるそうです。

 

私が感動したことの一つは、父親とティムとの絆の深さです。

ティムが能力を使うにあたり、父親からの唯一のアドバイスは毎日を二度過ごすこと

言われた通り同じ日にもう一度戻ったティムは、自分の行動を改善していき、職場の仲間や出会った人達、大切な家族との関係が、より良きものに変化していくのを体感します。

そこでティムは気づきます。

今日という日を、二度目であるかのように過ごせばいい、タイムトラベルは必要ないと。

何気ない平凡な一日が、大切な一日に変わる。

ティム自身が気づけるように贈ったアドバイス! お父さん素敵です!

 

監督の描く世界は、愛情に満ち溢れ、大切な人への感謝の気持ちを呼び起こしてくれます。

おわりに

時間を巻き戻せたら、違う道を選んでいた

人生の岐路で選択してきたことは正しかったのか?

自分がタイムトラベルを使えるなら、いつの時代に戻りたい?

今まで幾度となく考えてきました。

作品を見終わった後に私が出した答えは、

選択は間違っていなかったし、今が一番いいということ。

その理由は、別の選択をしていたら、現在大切に想っている人たちに巡り逢えなかった可能性があるから。

代り映えのしない毎日だけど、今日というかけがえのない『時間』を丁寧に生きていきたい。

そんな、たくさんの気づきを与えてくれる素晴らしい映画です。

あなたの生きる時間が、輝きに包まれますように!

 

koto
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。