こんにちは！ kotoです。プロフィール
韓国ドラマ・映画好きな方は出演者を見て、その作品の面白さを推測したりしますよね。
私も好きな俳優さんの出演している作品を優先するんですが、その中でもユン・ヨジョンさんには、絶対的な信頼感を持っています。
『がんばれ！クムスン』でのハルモニ（お婆ちゃん）役のヨジョンさんを拝見し、大ファンになりました。
出典：Wikipedia
口うるさい姑や、頑固なお婆ちゃん、はたまた上品なレディーなどを変幻自在に演じ、その作品にリアリティと深みをもたらします。
映画『ミナリ』では、第93回アカデミー賞（2021年）助演女優賞に選ばれ、韓国人俳優として史上初のオスカーに輝きました。
授賞式では、ウイットに富んだ圧巻のスピーチに拍手喝采。
そんなヨジョンさんの魅力溢れる映画の中から、5作品を選びご紹介します。
ミナリ
2020年 監督 リー・アイザック・チョン 出典：Amazon プライムビデオ
1980年代、農業の成功を夢見てアメリカ・アーカンソー州に引っ越してきた一家と、その祖母の喜怒哀楽物語。タイトルの「ミナリ」とは韓国語で香味野菜のセリのこと。たくましく大地に根を張り、二度目の旬が最も美味しいことから、子供世代の幸せのために、親世代が懸命に生きるという意味が込められている。
風変わりなお婆ちゃんを演じています。片膝を立て毒づきながら孫に花札を教える姿が、私の祖母とそっくりで笑えました。現実を受け止める強さと覚悟が、演技を通してひしひしと伝わってきます。
それだけが、僕の世界
2018年 監督 チェ・ソンヒョン 出典：Amazon プライムビデオ
元プロボクサーで定職には就かず、その日暮らしをしている兄。サヴァン症候群で楽譜は読めずとも天才的なピアノの才能を持つ弟。夫の暴力に耐えきれず、兄を置き去りにしてきたことを悔やむ母親。17年ぶりに再会した親子の再生と、兄弟の強い絆を描いた物語。
いつもはクールな役が多いイ・ビョンホンの、ダサい演技が面白くてめちゃめちゃ笑いました。前半はコミカルタッチで進んでいきますが、後半はハンカチのご用意を。ユン・ヨジョン演じる母親の息子たちへの深い愛情に、感動の涙が止まらなくなります。
君が描く光
2016年 監督 チャン 出典：Amazon プライムビデオ
済州島の小さな町で海女をしている祖母は、質素ではあるが愛する孫娘と二人で幸せに暮らしていた。そんなある日、買い物の途中で孫娘が行方不明になってしまう。12年後、失意の底にいた祖母の元に良い知らせが入り、二人は再び一緒に暮らし始めるのだが…。
孫娘役を演じるのは『トッケビ』のキム・ゴウン。この作品でも透明感が溢れています。孫娘を失ったとき、再会したとき、真実を知ったとき…表情だけで伝わるユン・ヨジョンの演技がスゴイ！ 無償の愛の形を教えてくれる物語です。
ブーメランファミリー
2013年 監督 ソン・ヘソン 出典：Amazon プライムビデオ
それぞれの事情で実家に戻った三兄妹は、顔を合わせるとケンカばかり。仲裁に入る母親も何か訳ありの様子。嫌気がさした孫は家を飛び出し…。ドタバタな人間模様に笑い、それぞれの秘密に涙する。家族の絆を描いた心温まる物語。
ユン・ヨジョン演じる母親が、皆の問題行動に口を出さず温かく見守っているのが印象的です。生活費も入れない子供たちに、ひたすら肉を焼いて食べさせるという設定が面白い。どうしようもない一家だけれど、とても愛おしく思えてきます。
ハウスメイド
2010年 監督 イム・サンス 出典：Amazon プライムビデオ
キム・ギヨン監督作「下女」のリメイク。邸宅のメイドとして雇われた無垢な主人公は、先輩メイドから教えを受けながら真面目に働いていた。しかしある晩、その家の主人と肉体関係を持ってしまい…。一人のメイドによって、上流階級の一家が崩壊していく様を描いたサスペンス映画。
「女史」と呼ばれる先輩のメイドを演じています。上流階級に住む人間を憎みながらも、お金のために巧く立ち回るしたたかな役柄ですが、嫌味に感じないのはユン・ヨジョンのなせる技でしょう。主人公は『グッド・ワイフ』のチョン・ドヨン。
おわりに
芸歴55年を超えるユン・ヨジョンさんは、ドラマや映画だけではなく、バラエティーにも出演しています。
どれを観ても面白いので、是非その魅力に触れてみてください。
これからも、世界のハルモニから目が離せません！
