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『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』喜多川ワールドの扉を開ける

こんにちは! kotoです。 プロフィール

あなたは本を買う時どんな選び方をしますか?

話題の本や、レビューを読んで気になった本、ジャケットのデザインに惹かれた本。

私は好きになった作家の著書を、片っ端から読破していくというスタイルでした。

小・中学時代は赤川次郎。高校時代は山田詠美。成人してからは落合信彦、森瑤子、林真理子、天童荒太…それぞれの世界観に陶酔。

最近はSNSやYouTubeを見て、これまでとは違ったジャンルの本も読むようになり、自分の視野が広がっているのを感じます。

今回ご紹介するのは、Instagramで26万人以上のフォロワー数を持つまめのきさんが@mamenoki_book「死ぬまで読み続けたい最高の一冊」としてお勧めされていた本です。

[喜多川 泰]の秘密結社Ladybirdと僕の6日間 出典:Amazon

喜多川泰著『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』

最初は若い世代向けの小説かなと思いきや、読み進めるうちに深い感動に巻き込まれ、自分の過去を反省し、これからの生き方を真剣に考えてみよう! とまで思わせてくれるスゴイ本でした。

ストーリー

主人公の颯汰(そうた)は中学時代、センスのある水泳選手だったにもかかわらず、ライバルに負けることが恐く「本気で取り組まない」というスタイルで自分を誤魔化していた。

高校生になると部活を書道に変え、現在はダラダラとした受験生活を送っている。

そんなある日のこと、颯汰は熱中症になり道端で倒れてしまう。

次に目を覚ますと店の中。父親と一緒に何度も観ていた映画『Ladybirdに出てくるバーだった。映画の登場人物たちも自分の目の前に!

毎日を真剣に生きる大人たちとの出会いで、颯汰の人生が動きだす!

本当のかっこ良さとは?

後悔しない生き方とは?

人生を見つめ直すきっかけをくれる珠玉のストーリーです。

著者・喜多川泰氏

著者は、喜多川 泰(きたがわやすし)氏。

1970年、東京都に生まれ愛媛県西条市で育つ。

東京学芸大学卒業後、大手の学習塾に就職。その後独立し1998年横浜に人間成長を重視した新しい塾を立ち上げ話題に。

本業の傍ら執筆活動を開始し、2005年「賢者の書」で作家デビュー。

喜多川ワールドと呼ばれる独特の世界感は、幅広い年齢層から支持を得ています。

人生をつくるものは出会いです。

人生を変えるような素晴らしい出会いがたくさんあれば、人生は豊かで可能性に満ちたものになります。

特に素晴らしい本、明るく生きる人、そして、普段は経験できない出来事との出会いは、その人の価値観をひっくり返し、生き方そのものが大きく変わるきっかけをくれます。

喜多川泰オフィシャルサイトより引用

オフィシャルサイトがとても素敵なので、クリックしてみてください。

同世代で、お隣の愛媛県出身というところに親近感を覚えます(勝手に)!

自分の未来に恋をする

誰かを好きになるように、自分の未来に恋をする。

本書のなかで一番好きな言葉です。

何だかワクワクしてきます。

初めて言われた言葉ではあるが、それなら自分にもできそうな気がする。そして、本当に恋することができれば、目の前にやってくる困難には目もくれず、恋する相手に少しでも近づくべく行動をとることができるだろう。

目標を定めたら、それにふさわしい自分になれるように一日を過ごす。

一日が終わればもう一日、さらに一日。

先のことは考えず、今日一日に集中する。

そうしているうちにその努力が、あたりまえになっていく。

年齢なんて関係ない。

私は、私の未来に恋をする。

そんな姿を子供達に見せていけたらいいなと思います。

おわりに

遅ればせながら、喜多川ワールドに魅了されました。

心に刺さったフレーズを、手帳に書き出す熱の入れようです。

読まず嫌いはもったいない!

これからもたくさんの良書に出会えるよう、アンテナを張り巡らせて行きます!

 

koto
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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